賃貸物件の設備に不具合が出たらどうする?
賃貸物件に住んでいると、備え付けの設備の不具合が発生する場合もあります。
そんな場合の対処法について、私のケースを例にまとめてみました。
故障した設備の修理・買い替えは誰がする?
賃貸物件に住んでいると、元々備え付けられていた設備(エアコンや給湯器・換気扇など)が故障することもあり得ます。
もちろん入居の段階では不具合がないかチェックされていますが、特に長年住んでいると経年劣化であちこち傷んでくるのが普通です。
実は私が長年住んでいる賃貸マンションでも、設備関係の劣化に悩んでいました。
まずキッチンの水道が水漏れしだし、そのあと換気扇も動かなくなってしまったんです。
水道はパッキンの劣化なので自分で交換できないこともないですが、換気扇は工事が必要なマンション専用タイプなのでどうにもできません。
そこで引越しも考えましたがそんな簡単に引っ越すこともできず、結局そのまま我慢しながら住み続けていました。
まずは管理人(管理会社)に相談する
そうこうしている間に、年に一度の消防設備点検の日がやってきました。
室内にある火災報知器は定期的な点検が必須で、たとえ留守にしていても合鍵で入室されるので、私はなるべくその時は在宅するようにしています。
そして点検時はマンションの管理会社の担当社員も一緒に回ってくるので、この機会に聞いてみることにしました。
その結果、素早く不具合のある箇所をチェックしてくれ、「すぐに交換します」と言ってくれたんです☆
また、設備はどうしても自然に劣化・故障するし、貸主は借主から家賃をもらう以上快適な環境を提供するのが義務なので…
不具合があった時はすぐに言ってくださいとも言われました(^_^;)
普段、滅多に管理人さんや管理会社の担当者と会わないためなかなか言う機会がなかったんですが、今後はすぐに連絡しようと思いました。

ただし、明らかに自分の不注意で破損した場合は保険での修理になるかもしれないので、契約書も確認しておこう。
思わぬ嬉しい誤算
その数日後さっそく修理担当の方が来て、手慣れた手つきであっという間に水道の部品を交換。
その次は壊れた換気扇を取り外し、持ってきた新しい換気扇を元の場所にきっちりと設置してくれました。
もちろん、交換したからといって自己負担はありません。
また、やって来た方がベテラン風の感じのいい人で、もし他に気になるところがあったら今のうちだよと言ってくれました。
初めは水道と換気扇のことしか思ってなかったんですが、実はエアコンも最初からかなり古い機種がついていて電気代が気になっていました。
そこでダメ元でエアコンの交換について尋ねると、なんと快くOKが出たんです!
しかもそれだけでは終わらず、照明器具もリモコン付きのLEDタイプに、ついでに給湯器も新品に交換しようと言ってくれました。
不具合がきっかけで予想以上に快適に!
さすがに給湯器まではちょっとやりすぎかなと思いましたが…(^_^;)
その日のうちに照明器具を取り換えに来てくれ、後日エアコンと給湯器も業者の人が来て最新機種に取り替えていきました。
元は水道と換気扇に不具合が出たことがきっかけでしたが、たまたま来てくれた担当者が良かったのか、私の予想以上に快適になりました☆
普通なら引っ越してもおかしくないくらいでしたが、これで貴重な時間とお金・労力を使って引越しする必要もなくなったわけです。
貸主によって対応が異なる可能性も
と、ここまで読むと不具合があればいつでもすぐに対処してしてくれると思うかもしれませんが…
私の場合は、同じような賃貸マンションを何棟も経営している建設会社の物件だったため、対応が早かったと言えます。
実際、私の住んでいるマンションだけでも200室近くありますし、その他のマンションの部屋の造りもほぼ同じ。
そして建設会社なので工事の担当者も在籍しており、様々な交換パーツも常にある程度在庫として持っているマンション経営のプロなんです。
これがもし個人オーナーの物件だったら、こうも簡単にいかないでしょう。
オーナーにとっては手痛い出費になるのでなかなか動こうとしなかったり、工事も業者に頼まないといけないのですぐに来てくれるとも限りません。
ですので、あくまで私の場合はレアなケースと思っておいてください。
まとめ
賃貸物件に住んでいると、あちこち不具合が出てくる可能性があります。
その場合、自分で何とかしようとせず、まずは管理人または管理会社に相談するのが一番です。
基本的に賃貸物件は、貸主側に入居者が快適な生活を送れるようにする義務があるため、設備を自己負担で修理・買い替える必要はありません。
もし何か不具合が出たときは、なるべく早めに連絡して快適な生活を取り戻しましょう!